鬼塚古墳(大分県玖珠町)

鬼塚古墳(大分県玖珠町)。
途中大きな銀杏の木が黄色に色づいていました。

民家に隣接しています。畑にも隣接しています。
民家の方に声を掛けて入ります。

民家の軒先を通ります。

説明看板。看板が石室入り口です。

名称 鬼塚古墳
住所 大分県玖珠郡玖珠町大字小田
駐車場
備考 鬼塚古墳は、伐株山の西麓に開ける扇状地の末端付近に位置し、小さな谷を望む丘陵の先端に立地する装飾古墳である。墳丘は周囲を大きく削られており、現状では直径約12メートル、高さ約4メートルの円墳である。墳丘は後世に川原石で覆われ、墳頂には社殿が建てられている。主体部は横穴式石室で、羨道部を除いてほぼ原型をとどめ、玄室と前室からなる複室構造である。装飾は前室と玄室を区切る右袖石の前室側や玄室奥壁、側壁など4ヶ所に見られ、奥壁には三重の同心円文や円文、船などが全体に描かれている。また、右側壁は同心円文や円文、左側壁には円文や人物が描かれている。これらの文様は赤色を基本としているが、一部白色や黄色の顔料が見られる。同心円文の多用と船の絵柄などから、筑後・浮羽地方の影響を強く受けたことが推定され、日田地域ののびのびとした自由画風の絵柄とは異なり、やや典型的である。特に奥壁全体に同心円文や円文を描く構図は、福岡県吉井町日ノ岡古墳の奥壁を思わせる。発掘調査は行われていないが、石室の構造や文様の構成から6世紀後半に推定され、玖珠川左岸一帯を支配した首長墓である。

鉄柵があり中に入れそうにありませんでした。鉄柵から取りました。

両袖式。奥壁です。やはりちょっと無理ですね。暗いです。

石室入り口の裏手です。石段があります。墳頂は社殿があります。