橘塚古墳(福岡県築上郡みやこ町)

橘塚古墳(福岡県築上郡みやこ町)。
みやこ町の黒田小学校に隣接しています。

開口部方向から。

名称 橘塚古墳
住所 みやこ町勝山黒田825
駐車場
備考 橘塚古墳は巨大な石を用いて構築した石室を持つ円墳で、西方に位置する綾塚古墳とともに、このような古墳の典型例の一つとし著名です。平地に立地する墳丘は、赤褐色と黒色の粘質土を交互に積み上げて築かれており、本来は直径四十メートル、高さ七メートル程度と綾塚古墳とほぼ同程度の大円墳であったと推定されます。複室構造の横穴式石室は、玄室と前室の部分が花崗岩の巨石を使って構築されています。石室は、現存する全長十五・六メートルの長大なもので、玄室は、長さ四メートル、幅二・八メートル、天井高四・二メートルを測ります。石室は古くから開口しており、副葬品等は確認されていませんが、石室の構造から六世紀末ごろの築造と考えられています。

説明看板。

説明看板補足 綾塚古墳は、みやこ町立黒田小学校の敷地内にあります。古くから学識者の注目を浴び、円墳と考えられてきましたが、平成7〜8年に実施された発掘調査によって方墳であることが判明しました。墳丘はかなり削られていますが、南北37m×東西52m程度の規模があったと考えられています。現在の墳丘の高さは約4mです

入り口。

羨道部から。

両袖式です。

玄室の壁。上部の石はアーチをしているのでしょうか?

玄室内部から外の写真。