谷口古墳(佐賀県唐津市)

谷口古墳(佐賀県唐津市)。
4世紀後半の珍しい石室を持つ古墳です。
谷口公民館を目指します。公民館横には石棺の複製が展示されています。

説明看板。

石棺のレプリカ。

名称 谷口古墳
所在地 佐賀県唐津市浜玉町谷口字立中866−2
駐車場
備考 佐賀県ホームページより。城山西麓にあたる独立丘陵状の尾根の先端部に築かれた、周溝のない前方後円墳である。全長77mで、前方部が低い古式形態を示し、墳丘に葺石を有する。埋葬主体部は、長く竪穴式とされてきたが、平成元年の発掘調査で初期横穴式石室の要素をもつ横口構造であることが判明した。石室は東西2室あり天井部が特異な合掌式である。規模は東室が長さ2.95m、幅1.6m、西室が長さ3.16m、幅1.85mである。両室とも松浦砂岩製の豪壮な長持型石棺を納める。また、石室外に刳り抜き式の舟形石棺と土師器壺棺も見つかっている。出土品は、日本製の三角縁神獣鏡のほか位至三公鏡、変形四獣鏡、石釧、玉類、鉄器類と極めて豊富である。築造時期は4世紀末頃と推定され、玄界灘沿岸における古墳文化の伝播と展開を知るうえで重要である。東石室は保存修理を実施した。

公民館の前に車を停めて、すぐ近所です。しかし案内板などはありません。
民家の横を通り、石段をあがります。古墳を見て歩いていると、なんとなく場所の位置がわかります。

説明看板。注意の看板もありました。

石室入口の遠景。

石室入口。石室内部が見れず大変残念です。

後円部の横に石板が積んであります。気が付かなかっただけかもしれませんが、私が見たのは2例目です。
香春町宮内庁の指定している「河内の王墓」ではなく、近所の人たちがこちらが「河内の王墓」と言っていた古墳です。